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亜急性甲状腺炎の治療

亜急性甲状腺炎の概要

「亜急性甲状腺炎」は、ひとことで言うと"甲状腺の風邪"です。

「亜急性甲状腺炎」は、ひとことで言うと"甲状腺の風邪"です。

のどが痛んで熱が出るため、耳鼻咽喉科で診てもらったものの原因がわからず、内科で触診や血液検査をして初めて亜急性甲状腺炎であることが判明する、というケースがよくあります。

ウイルスが甲状腺に過剰免疫反応を引き起こし甲状腺を破壊すると考えられています。

のどが痛んで熱が出るため、耳鼻咽喉科で診てもらったものの原因がわからず、内科で触診や血液検査をして初めて亜急性甲状腺炎であることが判明する、というケースがよくあります。甲状腺の片方のみが腫れ、触れると「痛い!」と叫んでしまうほど激しく痛みます。触診で甲状腺が硬く腫れて痛みがあれば直ちにエコー検査を行います。痛みの場所に特徴的なエコー所見があれば亜急性甲状炎と判断して、すぐに治療を開始します。血液検査で炎症反応が高かったり、甲状腺ホルモンが高いといった値が出ることで確定診断します。

なお、おたふくかぜの罹患後に亜急性甲状腺炎にかかることがあり、最近の研究では、亜急性甲状腺炎はおたふくかぜのウイルスと関連があるとも言われています。アメリカではおたふくかぜのワクチンが浸透するとともに亜急性甲状腺炎の発生が減少しています。

亜急性甲状腺炎の治療

亜急性甲状腺炎の治療

亜急性甲状腺炎の治療には、消炎鎮痛剤と副腎皮質ホルモン=ステロイドを投与します。副腎皮質ホルモンを数回服用すると痛みは完全に消失しますが、2ヵ月前後は服用を続けないと再燃します。まれに「甲状腺機能低下症」になることがあるので、治った後も時々、甲状腺ホルモン検査を受けることをお勧めします。

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